テレビを見ていると、サッカー解説者が勝敗予想をしている場面を見ることがありますよね? 日本対フランスはズバリ? 2-1日本勝利! 3-2期待を込めて日本! 1-1ドロー! ドロー?攻めるね~





2025年10月14日のブラジル戦
| 3 | 2 | ブラジル |
|---|
日本が2点差をひっくり返し逆転勝ちをした試合です。格上相手の対戦カードの場合、日本が勝つという予想もブラジルが勝つという予想も出しやすい。
ただ、この試合は日本が勝利したためイレギュラーが起こりました。こうなった場合何が起こるかと言いますと、ブラジル勝利と予想していた者が外した訳ですが、当然ブラジル相手ならば勝つのは難しいということで外したことに対する責めは少ない。しかし、これが格下や同等クラスの相手の場合は違う反応になるというお話をします
本記事のテーマ
FIFAランキング上同等クラスまたは格下相手の試合に負ける予想を出せるか、また決勝トーナメントで負ける予想が出せるのかというのが本記事の趣旨です。
サッカー解説者の結果通りなら日本は既にW杯を2連覇くらいしていないとおかしい
日本というバイアスが予想に上乗せられて真っ当な評価が出来なくなった結果と世論への共感を意識するあまり魂を売った結果がこのいびつな状態が続いているものと思われます。
現代のメディア情勢では、評論家や解説者も評価される対象となっているため、このようなことが起こっているともいえるでしょう。
この組み合わせを見てパっといつのW杯か分かりますか?
| アルゼンチン | |
| クロアチア | |
| ジャマイカ | |
| 日本 |
そうです
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1998年フランスW杯です。
日本が初めてW杯に出場した記念すべき大会です。
この時代メディアでは何と言われていたかというと

アルゼンチンには勝つのは難しんじゃないか

ジャマイカでとりあえず1勝

クロアチアと引き分けて1勝1分1敗で得失点勝負!
結果は全敗。
| アルゼンチン | 1-0 | 日本 |
|---|---|---|
| 日本 | 0-1 | クロアチア |
| 日本 | 1-2 | ジャマイカ |
それから時は流れ2014年ブラジルW杯

結果は1分2敗でグループリーグ敗退
| コートジボワール | 2-1 | 日本 |
|---|---|---|
| 日本 | 0-0 | ギリシャ |
| 日本 | 1-4 | コロンビア |
ここで注目したいのは、3戦目のコロンビア戦。
コロンビアに勝てば、1勝1分1敗で突破できる可能性がある非常に緊迫した状況です。結果的に勝てば得失点の関係上2位通過以上でいけていました。
そうです!
この場面で、サッカー解説者がコロンビア勝利の予想を出せるかどうかを問いたいのです。
つまり、負ければ終わりの状況下で国民も勝利を願っている中、当たり前のように分析上「コロンビア勝利で」と言える者が真のサッカー解説者となるのです。
もう1つ例をあげます。2022年カタールW杯
私の中では神回。組み合わせを見てみましょう
| スペイン | |
| ドイツ | |
| 日本 | |
| コスタリカ |
とんでもないグループに迷いこんでしまいました。伝説はここから始まります。
一戦目
| 1-2 |
あれ?・・・勝ったぞ!ドイツに勝ったのはどいつだあああああ!
二戦目
| 0-1 | コスタリカ |
|---|
(。´・ω・)ん?なんとコスタリカに負けるというギャグを挟む展開に。私はこれをカタールの笑撃と呼んでいます。(皆さんはこの大会は三苫の1ミリで覚えてください)
三戦目
| 2-1 | スペイン |
|---|
無敵艦隊撃沈!誰がこの展開を予想したでしょうか。
日本にとって死のグループを1位通過するという偉業をやってのけました。勝ち上がり方もドラマティックで日本中がお祭り騒ぎに。
ラウンド16
そして決勝トーナメントはクロアチア戦!サッカー解説者はグループリーグの勝敗を全部外しているにも関わらず、勢いそのままにクロアチアに勝利予想でご満悦。
| 1-1 | クロアチア |
|---|
壮絶な戦い。43分前田の先制ゴール。いい時間に1点入れ前半を折り返す。55分ペリシッチにゴールを奪われ同点に追いつかれる。その後延長になるも決着がつかずPK戦に。
| 南野 | ✕ | 〇 | ヴラシッチ |
|---|---|---|---|
| 三苫 | ✕ | 〇 | ブロゾヴィッチ |
| 浅野 | 〇 | ✕ | リヴァヤ |
| 吉田 | ✕ | 〇 | パシャリッチ |
| 1 | 3 |
その後のクロアチアの戦いを見ると、この結果も必然だった気もします。クロアチアは結果的に3位で大会を終えています

ブラジル大会同様、負けたら終わりの状況下でクロアチア戦で日本敗北を言えるサッカー解説者が求めらるわけです。
日本敗戦を言うのはリスクが大きい
前述のように絶体絶命の状況下での日本敗北を予想し、逆に外すとダメージが大きいリスクが存在します。
そもそも日本が負けるという感情的に受け付けない層からの非難を恐れるのは分かります。加えて負けると予想した試合に日本が勝った場合の非国民扱いがこの状況を加速しているため、皆保身に走り、予想は外したが「うん、感動をありがとう!」という謎の終わり方で締めくくってきます。
サッカー解説者ではなく応援団です
しっかりとした分析をし、ただの逆張りではなく何らかの根拠を示した上で、当たり前の結果を当たり前のように提示するのが解説者です。
それが出来ないのなら応援団を名乗りましょう。
2026年北中米W杯
2026年6月にはワールドカップ北中米大会が開幕します。応援するチーム・組み合わせを見て想像を膨らますだけでも楽しいですよね。
テレビに出ている著名な人が、誰が解説者で誰が応援団なのかも注目です